まず、「センタードリル」と一口に言っても
ざっくりわけて2つの用途があります。
1つ目が…
穴あけ前の位置決めのための
「モミツケ」として使用するケース
そして
2つ目が…
円筒状のワークを旋削加工する際の
ワーク支持用に、
端面に「センター穴を加工」するケース
(今回は↑こっち)
このようなセンター穴加工には
専用機を使用しているという方も
いらっしゃるかと思いますが…
機械の進化に伴い
生産ラインを最大に有効活用するために
専用機ではなく、
端面のセンター穴加工も
マシニングセンタで行う
という、現場も実際に増えてきています。
そこでご紹介したいのが…
このNine9社
インサート式センタードリル
「i-Center」
です。
こちらは当社が創業当初より取り扱っている
Nine9社の特許製品です。
ハイスのソリッドセンタードリルと比べて
アイセンターには一体どんなメリットがあるのか?
まとめてみました!
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1.素材/形状は?
2.切りくず排出性は?
3.工具の管理/取付方法は?
4.刃先形状/特殊製作は?
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超硬インサート式のため高速・高送り加工に対応。
ハイスに比べて摩耗しにくく長寿命。
工具交換頻度を減らせます。
繰り返し精度
【径方向:±0.02mm/軸方向:±0.025mm】
インサートは高い繰り返し精度をキープしており、
安定的に穴の精度を保つことができます。
ホルダーに油穴があり(内部給油式)
そこから加工部へダイレクトに切削液を噴出させることが可能です。
これにより切りくずの排出性が高まり、
切削中に切りくずが溶着するのを防ぎます。
切りくずの溶着は
穴精度の低下や工具折損にもつながるため
重要なチェックポイントの1つですよね。
工具交換時にはインサートを交換するだけでOK!
再研磨は不要ですので、
再研磨費も削減できますし
都度の突き出し量調整も不要になります。
管理もセッティングも
誰でも簡単に行うことができるため
新入社員の方や
部署移動で新たに担当することになった方なども
安心してお使いいただける「センタードリル」
と、言えるでしょう。
アイセンターは
5種類の刃先形状を
標準でラインナップしています。
・60° Aタイプ
・60°+120° A+Bタイプ
・Rタイプ
・インチサイズ
がございます。
その他【特殊形状インサート:10枚~】にて対応
特に大きなサイズで超硬のオールソリッドタイプを
オーダーメイド制作するとなると
どうしても価格面が気になるところ。
その点、「i-Center」は
インサート「だけ」が超硬なので、
オールソリッドのものに比べて
コスト面でも安心!
こうした軸もの加工の支点となるセンター穴加工の場合
一般的に径は4mm以下、先端角は60°タイプがメインとなることが多いようです。
とはいえ、これまでの弊社の実績をベースにすると
お客によっては比較的大きな径のものを使用される場合や
特殊形状を使用しているなんてことも、案外多いのです。
ちなみに…ホルダーは2種類をご用意
マシニングセンタ、旋盤どちらでも使用可能な
通常ホルダーと
自動盤など、スペースが限られている場合にも使える
ERテーパーシャンクタイプの
ERgoシリーズがございます。
ERgoなら、わずか16秒で工具セッティングが完了!
段取り時間が短くなり、サイクルタイム短縮が実現します。
Nine9総合カタログ
https://toolde.co.jp/e-catalog/Nine9CUTTINGTOOLScat19/HTML5/pc.html#/page/1
より詳しい情報をお求めの方は、
弊社までお気軽にお問い合わせくださいませ!
【ご紹介した製品の関連ページ】
ニュースダイジェスト社発行
生産財マーケティング2022年4月号
特集でも掲載していただきました。
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