私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
Nine9社では、超硬インサート式工具の製造メーカーとして
SDGs 12の「つくる責任、つかう責任」の考え方に基づき、
『MCCの取り組み』を通して環境への配慮に努めています。
◆ MCCとは? ◆
MCC=Minimum Consumable Cutting-tool-indicator
(Minimum:最小限の、consumable:消費可能な、cutting-tool:切削工具 indicator:指標)の略
MCCとは、Nine9社が提唱する
「超硬の使用量を最小限に抑えた切削工具」を通して
限りある資源の有効活用、炭素削減を実現する
取り組みです。
◆なぜ『超硬の使用量を最小限に抑える必要がある』のか?◆
炭素削減・カーボンニュートラルの取り組みは、世界全体の大きな課題となっています。
また、超硬の原料となるレアメタルは代替可能性が低く、現代社会を支えるためには、
その「限りある資源の節約や有効活用」も差し迫った課題です。
(レアメタル:タングステンやコバルト、ニッケルといった金属)
実際にソリッドの超硬工具などにおいても、再研磨や再コーティングをして1本の工具を何度も使用したり、
使用後の超硬工具を回収してリサイクルしたり…といったサステナブルな活用がなされています。
このような背景を考えれば、
製造工程やリサイクル工程で発生する【消費エネルギー】を削減する努力は当然ながら、
限りある貴重な資源である「超硬」を最小限かつ有効的に活用するための対策
も同時に、必要不可欠な取り組みだと言えるでしょう。
そこでNine9社では、生産段階から省資源化を意識した設計開発を行っています。
以下の図にもある通り、超硬ソリッド工具と比較した場合、Nine9 の各インサートは
超硬材料の使用量を95% 以上削減することが可能です。
(工具性能は同等という条件の下、超硬ソリッドにおける超硬使用量を100とした場合)
これは、たとえばソリッド工具1本分製作できるだけの超硬の量で
Nine9のインサート20個分を確保できるといった計算となり、
必要な量だけをより最小限の資源で製造する責任を果たすことにつながります。
このようにNine9社では
「超硬の使用量を減らす、有効活用の工夫をする」「余分な廃棄物を削減する」
といった考えをベースに、性能は維持しながらも使用する超硬の量を最小限に抑えられるよう
生産性が高く、環境に優しい工具を作るための革新的な製品設計をしています。
超硬の使用量を抑えるMCCの取り組みは、
・超硬の原材料節約につながる
・炭素排出量の削減につながる
といった社会的ベネフィットをもたらします。
さらに、不要なコストを大幅に削減できるという点で経済性にも優れており、
MCCの取り組みは私的公的の両面で
サステナブルな選択であると言えるでしょう。
目下の炭素削減、カーボンニュートラルの実現
そして、代わりの利かない貴重な資源を有効的に活用するためにも
私たちと一緒に「MCC」の意義を考えてみませんか?
発想を変えれば、工具が変わる。
工具が変われば、加工が変わる。
加工が変われば、未来も変わる。
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